“(高福祉国家スウェーデン)
この男女完全平等と女性の社会進出、高福祉による公正で平等な社会を目指した実験は、現実には何をもたらしたか。
まずたいへんなコストがかかることが判明した。()
家庭の中で家族の介護をしていた女性たちは、公的機関の職員となって他人の親を介護するようになった。日本の介護の現実を見ても分かるように、介 護に当たっているのはほとんど女性である。なんのことはない、税金を払って、そこから介護手当をもらっているようなものである。
それで仕事や給料での男女差別はなくなったか。
なくならない、と女性たちは苦情を言っている。賃金は女性のほうが34パーセントも低いと。それは()多くがパートの仕事しかないからである。
家庭教育は軽視され、子どもは早くから自立を強制される。 ()
男性の自殺未遂者の多くは、診問中母のことに触れると「とてもよい母だった」と言ってすぐに話題を変えるのが共通だった。ヘンディン教授は「母性の希薄さを中心に生まれる男女関係、母子関係の緊張という心理的亀裂ないし深淵」を指摘している。
自殺よりももっと急増しているのが、各種の犯罪である。
10万人あたりで、強姦事件が日本の20倍以上、強盗は100倍以上である。10万人あたりの平均犯罪数は、日本の7倍である。
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